従来、長時間作用型ED治療薬であるシアリスと同成分のタダラフィルが、前立腺肥大の治療薬として承認され、名称が「ザルティア」となりました。シアリスと全く同じ成分で2.5mg錠と5mg錠が発売されます。
ザルティアとシアリスの違いを言いますと、ザルティアは保険の適応となります。つまり前立腺肥大症治療薬として健康保険で処方してもらうことができます。
ザルティアは「前立腺肥大症」を患っている方に対しては健康保険がきくことになりますので、1割~3割の窓口負担でお薬が手に入ります。
現在、ザルティアの処方にはいくつかの条件があります。以下にお薬の処方の違いによるメリットとデメリットを掲載いたします。
診断名 | メリット | デメリット | |
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保険適応の場合 | 前立腺肥大症 | ・負担金額が安い | ・泌尿器科医師の診療と検査が必須 ・処方数に制限あり(1年間は1度に14錠まで) |
自由診療の場合 | ED | ・処方数の制限なし | ・全額自己負担 ・補償が受けられない※1 |
前立腺肥大症 | ・補償が受けられる ・処方制限なし ・「15mg」などもOK |
・料金がやや高い |
※1医薬品副作用被害救済制度:病院で処方された医薬品を適正に使用したのにも関わらず、 ある一定以上の副作用にて健康被害にあった場合に公的機関より治療費の一部を負担してくれる公的な制度です。
ザルティアをED治療目的にて処方されて重篤な副作用があった場合も副作用救済制度の適用になりません。