診察と検査
前立腺肥大症の初診時に行なわれるのは問診です。どんな症状で困っているのかを具体的に伝えましょう。
国際前立腺症状スコア(I-PPS)という症状の程度を調べる質問票を使って、症状とその程度を点数化する方法もあります。
自覚症状の程度がわかったあとは、前立腺や膀胱、尿道の状態を調べるための検査を行うことがあります。排尿障害があるからといって、必ずしも前立腺肥大症とは限りませんから、他の病気の可能性も含めて確認するための検査です。
初診で行う検査は、検尿・直腸診・腹部エコー検査・血液検査(PSA:前立腺癌の腫瘍マーカーなどが、一般的です。これらは比較的簡単な検査です。不安がらずに早めに医療機関を受診しましょう。
診療のながれ
- 病院についたら
- 受付けでは特に詳しい症状などを説明する必要はありません。(受付段階で問診票に答える場合もあります)
- 待合い時間に尿の検査を済ませる場合もあります。
- 可能であれば診察の前のトイレは我慢しましょう。
- 診察内容
- 診察室に入ったら、恥ずかしがらずに症状の相談をし、問診を受けます。
- エコー検査(超音波検査)で膀胱などを調べる場合もあります。検査に伴う痛みはありません。
場合によって、もう少し詳しく調べるための検査をすることもあります。 - 検査をした場合はその結果を聞きます。
- なにか質問があれば、しておきましょう
- 診察が終わったら・・・
- 薬を処方された場合は、医師の指示通りに、きちんと服用して、正しく治療しましょう。